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心地よい場所に腰を下ろして、冷たいお水を一杯用意してね。この8月の庭の様子をお話しさせてちょうだい。1年のうちでも、今はとても特別な時期。大地が太陽の熱をたっぷりと蓄えているから、どんな作業も決して焦らず、優しく丁寧に行うのが大切なのご紹介するわね。
大切な収穫:バーベナ、セージ、レモンバーム
この美しい茂みを見てちょうだい。今がお手入れにぴったりの時期なのよ。香りのよいレモンバーベナは、朝露が消えた直後、日差しが強くなる前の午前中に茎を刈り取るの。このタイミングが、葉に爽やかなレモンの香りを一番閉じ込めておけるから。わたしの母はいつも、きれいな緑色を保つために、納屋の日陰に花束を逆さまに吊るしていたわ。夜、お休み前にいただくインフュージョンは本当に格別で、気持ちを穏やかにして、心地よい眠りへと誘ってくれるの。一日の仕事を終えた後、心と体をほっとさせてくれる、とてもシンプルな習慣よ。
薬用セージは、株をすっかり丸裸にしてしまわないように、一番美しい葉だけを選んで摘み取るの。昔の人たちがとても大切にしていた、貴重なハーブよ。かつては家の中で何通りもの方法で使われていたけれど、今でもわたしは、肌寒い季節に備えて乾燥させておくのが好きなの。素朴で力強い味わいがあって、体をじんわりと温めてくれるわ。それからレモンバームは、指先でこすると爽やかなレモンの香りが広がるの。とても繊細で、手荒に扱うとすぐに傷んでしまうから、そっと優しく触れてね。お腹のあたりがすっきりしないときや、なかなか落ち着かないときに、温かいレモンバームを一杯淹れると本当に心地よいのよ。
こうした自然の恵みはすべて、台所の木製の棚の上で静かに乾燥させるわ。8月は何も急がず、時間をかけて丁寧に行うのが一番。こうしたシンプルな手仕事が、わたしたちを大地と結びつけ、次の季節への準備をそっと整えてくれるの。もしハーブのことで迷ったり、体調が優れないと感じたりしたときは、いつでもお医者さんや薬剤師さんに相談してね。それが一番安心よ。それまでは、家中に広がる優しい香りを楽しみましょう。これこそ夏の本当の幸せね。
夕方の水やり、種を育てること、そして焦らないこと
大きな菩提樹の木陰にあるベンチに座ってちょうだい。8月の大地は熱を帯びて疲れているから、日中はそっとしておいてあげるのが一番なの。もし真昼の強い日差しの下で水をやると、葉を傷めてしまうし、水が根に届く前に蒸発してしまってもったいないわ。わたしは、太陽が丘の向こうに沈むのを静かに待つの。それこそが、じょうろを持ち出すのに最適な時間よ。植物の根元に優しく水を注ぐと、夜の間に冷たい土が水分をしっかりと吸い込んでくれる。翌朝には、ハーブたちが誇らしげにシャキッと頭を持ち上げて、お礼を言ってくれるのがわかるはずよ。
それから、いくつかのハーブはそのまま自然に任せておく時期でもあるわ。わたしのコリアンダーやフェンネルを見て。手を加えずに、そのまま種を結ばせているの。母はいつも「庭は自分でどうすべきか知っている」と言っていたわ。立ち枯れしながら乾燥していく小さな種は、来年のための、そして冬のハーブティーのための大切な宝物。昔は、家族で少しごちそうを食べすぎた後に、この夏の終わりの種を淹れて飲んでいたの。お腹をすっきりとさせて、重たい気分を和らげてくれる、何世代にもわたって受け継がれてきたおばあちゃんの知恵よ。
だから、今月は庭を急かさないであげてね。すべてをきれいに整えようとして、刈り込みすぎたり片付けすぎたりしなくていいの。自然が自分のペースでゆっくりと休んでいくのを見守りましょう。夏の終わりのこの静けさの中でこそ、植物はその豊かな恵みをぎゅっと蓄えるのだから。時間を忘れて、ラベンダーの最後の花に集まるミツバチを眺めながら、この穏やかな温もりを楽しみましょう。もし庭の植物について気になることがあったり、体調が優れなかったりするときは、いつでも薬剤師さんやお医者さんに相談してね。それ以外は、流れる時間に身を任せて、この美しい8月の日々を味わってちょうだい。
この8月に、あなたに届けたい願い
よく聞いてね。この8月、わたしがあなたに一番願うのは、歩みを少し緩めて、のんびりとした時間を過ごすこと。今は、大地が「焦らないで」と語りかけてくる季節。枝で赤くなっていくトマトを眺めたり、夕方の水やりの後に立ち上る温かい土の香りを胸いっぱいに吸い込んだりしてほしいの。庭のベンチに腰掛けて、ミントの葉を3枚とレモンの輪切りを浮かべた、冷たいお水を一杯楽しんでちょうだい。自分のための時間を作って、悩み事や「やらなければならないこと」のリストは少し横に置いておきましょう。今は自然がひとりで、とても上手に仕事をしてくれているのだから。
すべての物事にはふさわしい時期があるわ。実ったものを収穫し、残りはそれぞれのペースで育つのを見守ることが大切よ。
そして、わたしがまだほんの子供だった頃に、母が教えてくれたようなシンプルな手仕事を、あなたも体験してくれたら嬉しいわ。日差しが強くなる前に香りのよいレモンバーベナを摘み、紐で小さく束ねて、台所に逆さまに吊るすときのあの幸せ。わたしたちは、長い冬の夜に備えてそうしていたの。庭で採れたハーブティーは、心が少しざわつくときに、深い安らぎを与えてくれて、穏やかな休息をサポートしてくれることを昔から知っているから。とてもシンプルな知恵だけれど、心と体にじんわりと染み渡るのよ。
最後に、すべてをコントロールしようとせず、この穏やかな実りを楽しんでほしいわ。8月は、忍耐を学ぶ季節。いくつかの花が終わりを迎え、また別の花が来年のための種を育む準備をするのを、そのまま受け入れるの。それは庭が教えてくれる、とても美しい教えよ。自分を大切に、この優しい温もりを感じながら、自然のゆりかごにそっと揺られてみてね。
FAQ
レモンバーベナを収穫するときは、朝露が消えて、日差しが強くなる前の午前中に茎を刈り取るの。この時間帯が、バーベナの葉に爽やかなレモンの香りが一番きれいに閉じ込められているから。そのあと、風通しの良い日陰でしっかり乾燥させれば、冬の間もずっとその香りを楽しめるわよ。
ええ、お庭で採れたレモンバームのハーブティーは毎日飲んでも大丈夫よ。特に夕食の後、お休みの前に飲むと、ゆったりとした心地よい時間を過ごせるわ。昔から、忙しい毎日のなかで心をほっと落ち着かせたいときに親しまれてきた優しいハーブなの。もし妊娠中だったり、体調に少しでも不安があったりするときは、お医者さんに相談してみてね。そのほうが安心でしょう?
夏の終わりのお花をそのまま種にさせておくのは、自然の力に任せて、次の年もまたお庭に自然と芽吹いてほしいからなの。これは昔ながらのちょっとした知恵。この種は秋にやってくる小鳥たちの嬉しいごはんになるし、次の春に新しい苗を買う手間も省けて一石二鳥なのよ。
8月の水やりは、日が沈む夕方か、まだ涼しい早朝が一番いいわね。水がすぐに蒸発してしまうのを防げるから。土の温度が下がった時間帯に株元へお水をあげると、お水を無駄にせず、お野菜の葉を傷めることもないの。これは、わたしのおじいちゃんから教わった大切な暮らしの知恵よ。
セージは、産毛のある大きな葉を光の当たらない場所でしっかり乾燥させてから、インフュージョン(浸出)にしていただくのが昔からの定番よ。すっきりしたいときや、少し重めのお食事の後に、暮らしに寄り添うハーブとして古くから愛されてきたの。ただ、セージはとても力強いハーブだから、どなたにも合うとは限らないわ。もしお薬を飲んでいるなら、念のため薬剤師さんに相談してみてね。





